今で一昨日になるのですが
原発作業員として、屋内退避区域に住んでいるものとしてNHKの取材を受けました。
取材の内容はおいといて、その時に思い出の土地とかありませんか?と言う話になったので
小学生の頃、良く遊びに行っていた海を見に行きたいと提案し、実際に現地に行ってきました。
その場所は、南相馬市にある渋佐という地域なのですが、ちょうど川の河口に遊泳禁止の砂浜があり
夏休みにもなると、自転車で1時間30分以上かけて友達と釣りに行ったりしていた思い出の場所です。
古い映画になりますが、千葉真一さんが主演している「戦国自衛隊」と言う映画のロケ地にも
使われた場所で、映画のオープニングから映っていたりします。
興味のある方はご覧になってみて下さい。
本題に戻りますが、砂浜まで行く為の川沿いの土手が大きく崩れており直接入って行けなかったので
土手の下から海の方へ歩いて行ったんですが、周りに広がっていた光景は瓦礫や家屋の柱らしき物
防風林として海岸際に植えてあったはずの松の木、子供の自転車や炊飯ジャー等の生活必需品・・・
震災の前までは田んぼが広がっていたはずなのに、あるはずの無い物がたくさん・・・
買い物や何かで出かける度に他でも見ていた光景のはずなのに、何度見ても、悲しくて、切なくて・・・
片付けに来てる人も見かけることなく、きっと津波が来た時のまま何も変わっていない光景・・・
正直、本当に復興できるんだろうか?いったい何年掛かるんだろう?
この辺に住んでた人達は無事なのかな?と頭の中を駆け巡り
なんとも言えない絶望感というか、ただただ人間の無力さを感じながら海へ向かって歩きました。
5分ほど歩いたところで、土手の上に上がれそうな所があったので、そこから土手に上がったら
「あれ?砂浜が無くなってる!」と思わず叫んでいました。
小学生の頃、友達と遊泳禁止にもかかわらず海で遊んでいた砂浜が形を変えていたんです。
映画「戦国自衛隊」で使われた砂浜が消えていました。
自分の子供たちも連れて来て、「昔ここでお父さんは遊んで居たんだよ」
「夏になったら遊びに来ような」って言ってた砂浜が津波の影響で無くなっていた。
さすがに、ショックでしばらく何も考えられませんでしたが、なんか無性に悔しくなってきて
絶対にこのままじゃ終わらせない、自分の力じゃ何も出来ないかもしれないけど
絶対に負けてらんね、気持ちだけは負けてらんね、何年掛かっても、何十年掛かっても
元に戻すんだ、その為にも原発何とかしなければいけない、一日も早く収束させなければ希望は見えない
今の避難してる人や、地元に残って頑張っている人に一番必要なのは「希望」だと思う
各々が抱いている希望のために、今出来る事を1つづつやって行くしかない
南相馬市には避難していた人達も続々と戻って来てるし、町に活気も戻りつつあるし
戻ってきた人達が安心して暮らせるように、原発での作業を行う事が自分に出来る事なんですよね
まだまだ葛藤の日々が続きそうです。。。
話し変わって、今の自分の心を支えてくれているえびの話も少しだけ
今のところ、最大で7匹の稚えびを確認しました^^
いつ覗いても3~5匹位見つけられるので、勝手な妄想ですが10匹以上は居るのかなと思ってます^^;
最初に見つけてから数日しか経ってないですが、すでに一回り大きくなったように感じます。
大人の大きいえびに蹴散らされながらも、元気にツマツマしてる光景を見るとほんと和みますね^^
子供達に、早く見せてやりたいなと思うえび父でした。
あ、皆さんに教えて欲しい事があるんですが、えびの白が薄くなるって何が原因なんでしょうか?
数匹なんですが、最初の頃に比べて白い部分だけが薄くなってる子が居るんです。
元気はあるし、脱皮するのかな?と思って様子見てるんですが、一向にそんな気配ないんです。
出来ましたら、どなたか教えて頂ければありがたいです。
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